日本未来研究センター 3つのミッション (Three Missions)

私たちは、以下の3つのミッション(使命)を遂行 し、日本および
世界の未来の持続可能な発展 (Sustainable Development)
のために貢献します
山口 薫, 経済学博士 (Ph.D., UC Berkeley)
日本未来研究センター理事長
(1) システムダイナミックスの普及
SD(System Dynamics)
とは、企業経営戦略から自治体の公共政策、地球環境問題まで複雑なシステムを総合的に扱うコンピューター
シミュレーション・シナリオ分 析手法のことです。
SDによる企業、自治体の未来戦略モデルづくりを支援し、そのためのワークショップを開催します。
また、米国で普及しつつあるK-12(初等・中等)教育におけるSD利用についても積極的に支援してゆきます。
(2) 未来ビジョンが交換・学習できる交流の場(フォーラム)の提供
持続可能な未来を創造するためには、現代の民主主義(政府・自治体議会、企業ガバナンス)の意思決定メンバーから排除され ている3つの グループ(子供た ち、動植物、未来世代)の代理人または代表者が一同に意思決定に参加できる新しい未来志向民主主義のシステムが創設されなけ ればなりません。そのための未 来創造ビジョンが語り合えるような未来セミナーや未来フォーラム等を開催してゆきます。
(3)
持続可能な地球モデル村および未来博物館の建設・運営
持続可能な未来のビジョンが実践できるモデル空間として、地球未来村、および未来博物館の建設をこれまで提案してきました。
こうしたビジョンに基づいた持 続可能な未来志向コミュニティーづくりをめざします。
会計システムダイナミックス (ASD) を学び、未来をデザインしよう!
- Developing an ASD Macroeconomic
Model of the Stock Approach -
With Emphasis on Bank Lending and Interest Rates -
「システムダイナミックス ヨーロッパ修士号 European Master in System Dynamics」論文(2017年6月)
今後、新しいマクロ経済実証分析の基礎モデルとなることが期待されます。
-
実際のある中小企業の事業計画と経営系計画を中心に、SDモデリング 手法を段階的に解説します。
- 持続可
能(サステーナブル)な社会を考えるガイダンス
ーシステムダイナミックスによる環境モデリング入門&ワールド3モデルー
(2016 年6月公開、2018年7月バージョン1.1、197ページ)
一石四鳥のSDテキストです。
- 中高生から研究者、ビジネスマンまで学際的に学べるシステムダイナ
ミックス
ーVensim 6 ユーザーズガイド改訂版ー
(2016年2月公開、313ページ、最新版 Vensim8.2 にもほぼ対応)
- 会計システムダイナミックスでひもとく財務4表統合システムの構
造
ー会計を万人が生かせる知識にー (JFRC Working Paper No. 01-2014)
持続可能な社会実現のためになぜ上記の (1)および(2)に関連する研究分野が不可欠なのかについては、以下の論文: Mapping the Future Higher Education を参照ください。なおこの論文の改訂版が「Learning to Seek: Globalization, Govenance, and the Future of Higher Education, ed. by Majid Tehranian, James Dator, and Walt Anderson, Transaction Publishing, USA, 2006」 に収録されています。
上記右の図は、私達の未来研究の指針となる時空曼陀羅図です。時間軸:過去ー現在ー未来、空間軸:心ー<モデ ル>ー自然ー<技術 >ー経済、の8要素が時空相互依存している関係を表しています。私達はこの時空曼陀羅空間のどこで今何をしているのかを常 に意識して実存してゆくこ とが肝要です。詳細は、An Introduction to the FOCAS (未来志向複雑系適応研究)を参照下さい。
- 地図があれば、道を誤らない。
-- 同じように --
- ASDモデルがあれば、経営を誤らない。
- システム思考があれば、人生を誤らない。
ご案内
この度私たちはシステムダイナミックスのモデ リングソフトウエア Vensim 8 を 国内で代理販売させていただくことになりました。これを機会にシステム思考、システムダイナミックスの考え 方を さらに普及させてゆき、モデリングとシミュレーションに基づいた持続可能な未来志向社会の実現に貢献してゆきたいと 希望しています。